「トレイルランニング」
トレイルランニング (OUTDOOR PERFECT MANUAL)
- 作者: 鏑木毅
- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2009/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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日本のトレイルランニングの第一人者である鏑木毅さんトレイルランニングの入門書。 僕はロードしか走っていなかったときに、この本だけ読んですぐにトレイルの大会に出場した。
走り方の基本から応用テクニック、装備、トレーニング方法、レースについてまで、豊富な写真とともに網羅的に書かれている。内容も必要十分で、これからトレイルランニングを始める人には、自信をもってオススメしたい。
以下、走り方の基本で重要な部分をピックアップする。
ロードでは「フォームを一定に固める」ことが重要だが、トレイルでは「変化に対応できる柔軟なフォーム」が必要
上りは体を前に倒し、前傾する力を利用しつつ、一歩一歩踏み出すイメージで走ると楽になる。
急斜面は脚力温存のために積極的に歩く。歩くときは腕を膝頭にそえて積極的に使う。
急斜面の上りは太もも温存のためハムストリングを使う。やや内股にすると使いやすい。
急斜面を走る場合は蛇行すると斜度が緩和される。ただし、急斜面の上りは過度にふくらはぎに負荷がかかるので、走り->歩き->走り、と疲労が蓄積する前に歩きを混ぜるとよい。
楽しさについて。 トレイルランニングは、遊びの要素が強い。スキーやサーフィンと一緒でその行為自体が楽しいスポーツである、と書かれていた。 これは全く同意。初めて下りのトレイルを走ったときの爽快感と楽しさは今でも覚えている。 この本の中では、トレイルランニングの楽しみ方がたくさん紹介されている。 楽しそうだと思ったのは、「トレラン旅行」。 普段行く山とは違った山に遠出していってみるのは、とても面白そう。是非トライしてみたい。
トレーニングについて。 基礎体力をつけるには、ロードのトレーニングが必要とあった。これは他のトップランナーも言っていた気がする。結局はロードで速い選手は、トレイルでも速い。 有効なのは、「快調走」。ジョギングとレースペースの中間くらいの速さで、長めの距離を走るというもの。 心拍は自分の場合は、150-160くらいが妥当。翌日に疲れを残さない程度にするのがポイント。 心拍はペースの目安がないトレイルにおいては重要。 今迄あまり意識していなかったが、これからは心拍で運動強度をしっかり把握するように心がけたい。
最後に、60歳近い年齢で、UTMB(ウルトラ・トレイル・ド・モンブラン)で2連覇したマルコ・オルモ選手が紹介されていた。 彼は、鏑木さんの他の著書でも紹介されていた人物。 自分の倍近い年齢で世界的100マイルレースを2連覇。。。信じられない。 ヨーロッパでは「時を止めた男」として知られているそう。ドキュメンタリーがあるらしいので、チェックしてみたい。
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」
文体=リズム=論理展開
- 1行に最低一つ句読点を入れる
- 改行は最大5行をメドに早めに入れる
- 漢字とひらがなのバランスをとる
- 書いた後は、音読してリズムをチェック(読点の位置、言葉の重複)
読者の椅子に座る
- 「過去の自分」
- 「特定のあの人」
「グーグル、アップル、フェイスブックなどが実践する 世界でいちばん自由な働き方」
グーグル、アップル、フェイスブックなどが実践する── 世界でいちばん自由な働き方
- 作者: 天野雅晴
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/05/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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シリコンバレーでの働き方について書かれた本。
- 「組織」ではなく「個人」
- 「大手」ではなく「ベンチャー」
- 「タテ社会」ではなく「ヨコ社会」
- 「継続」ではなく「変化」
これがシリコンバレーのビジネスのシステムの特徴だ。
「変化」という部分で、この本では、「計画された偶発性」という言葉が紹介されている。 それは、予期していないことを積極的に受け入れるということ。
- 出来事が起こる
- それを受け入れる
- 乗り越える
これを繰り返してキャリアを作っていく、というのが「計画された偶発性」。 この考え方は、スティーブ・ジョブズの「点と点の話」に近いと思った。 「変化」を恐れるのではなく、積極的に受け入れることが重要だ。
「個人」というところでは、シリコンバレーでは、ビジネスの主役は組織ではなく個人だ。 個人としてやっていくには、とにかくヨコのつながりが重要。 そこで、ネットワーキングという日本で言う異種交流会のようなイベントが頻繁に開催され、人脈を作っている。
日本のように横一列の新卒採用はほとんどない。即戦力が求められる。 即戦力でない場合は、インターンとしてスタートして経験を積んでいく。
また、シリコンバレーでは、会社が倒産しても失敗を再利用する仕組みがある。優れた技術や人材等は、メンターやエンジェルといった支援者の手で新しい会社や他の会社で受け入れられる可能性がある。 これも組織ではなく、あくまでも個人が主役であるからこそ。
以下、書き留めておきたいと思ったところを箇条書きで。
- ニュートラルな個人の熱意あるいは善意の結びつきこそがシリコンバレーの原動力であり大切な要素。
- 分業を重んじ、それぞれが得意なことしてお互いに共存している。
- 違いを否定しない、違いを認める。相手をリスペクトする。
- 自分と違うことをやっている人たちと多くつながっていれば(ヨコ社会)、分業、共存してつぶしがきく。自分の専門分野を役立ててくれる人がいる。
- 話さずに黙々と仕事をこなすのは、理解されない。自分の能力や考えを積極的にアピールすることが大事。
- 完璧な英語力よりも、とにかく自分の思いを声に出す発言力のほうが大事。
後半には実際にシリコンバレーで就職するための計画が書かれている。 準備期間は2年間。必要なことは大きく2つ。
- 就労ビザの取得
- 英語力の向上
就労ビザは、いくつか選択肢があるが、人によって現実的な選択肢は変わるはずだ。 自分の場合は、「日本で外資系企業に就職して本社に転籍」、が一番現実的だと思った。
英語力は、TOEIC等のリスニング・リーディングよりも、とにかく話す方を練習すべきだとあった。
最後に、この本で印象に残った言葉を紹介。 「正解はない方がいい。」 人は選択をするときにどちらが正解かを考えてしまうと思い切った決断ができなかったり、後で後悔してしまったりするのだと思う。それなら「正解なんてない。」と最初から思えばいい。 何か大きな決断を迫られたとき、こんなにシンプルに自分を後押ししてくれる言葉はない。
アクション
「ベジタリアンの医学」
ベジタリアンについて、医学的な視点から書かれた本。
- 摂取エネルギーの設定
- 三大栄養素の配分
- ビタミン・ミネラルの摂取量の確認
タンパク質
脂質
ビタミン
ミネラル
ファイトケミカル
その他気になった点
感想
元々ランニングのために、肉を控えることを目的として読んでいるので、肉を食べないことで、栄養学的に問題がないのかを知りたかった。
「30分の朝読書で人生は変わる」
- 作者: 松山真之助
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2011/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者の松山さんは、この本で以下の3つを提案している。
- 朝、「まだ世の中が動き出す前」に起きる習慣をつくること
- 出社する前に30分、「読書」の時間をつくること
- 読んだ本の内容を、周りに「伝える」こと
「早起き」×「読書」×「伝える」という3つを、関連させて行うことが重要。
個人的には、「早起き」と「伝える」が、やろうとしても中々身に付かない。
好きな「読書」の質・量を向上させることをモチベーションにして、他の2つも習慣化できるとよいが。。。
具体的なアクションを、以下の3つに決めた。明日から実践してみたいと思う。
- 始発(5時過ぎ)で出勤する
- 毎朝5〜6時(電車+オフィス)を、朝の読書タイムにする
- 読んだ本についてブログに書く